案外適当な創作秘話
2月某日――我が家の居間にて……
夜八時くらい、俺は居間でブログ用の作品の各章タイトルを決めるために、辞書を適当に開いていた。
パラパラとページをめくりながら、テスト明けの創作活動について考えていたとさ。
(ブログに力を入れるのもいいけど、小説大賞の方にも投稿したいなあ……)
実のところ、冬休みの終盤に電撃小説大賞用の作品を書いてはいたのだが、作業中にパソコンがフリーズしてしまい、そのトラブルにより書きかけの作品のデータが消滅してしまったのであった!!
まだ始めたばっかりだったのでデータのバックアップはしていなかったし、何より精神的ショックが大きく、その作品はそのまま頓挫してしまったのだった。
(アレ、けっこう気に入っていたのになあ……。続けるにも、ノルにノレないし……)
その事故のせいもあり、その作品への熱意が消えてしまっていた。考えるだけ考えておいて書かないことはよくあるが、この件に関して言えば、半ばトラウマ気味で調子が出なかったのである。
(新しいの、何かないかなあ……)
とはいっても、小説のネタなんてそう簡単に思いつくわけでもないし、以前中途半端に保存しておいたネタから面白そうなのをいくつか思い浮かべてみたわけだ。
そんなこんなで、俺は一つのタイトルを白紙にサラサラと書いてみた。
『夜空を愛せ』
(…………)
どんなストーリーだったか、まったく思い出せなかった。
もとい、この作品(と、呼んでいいものか?)はタイトル以外何も決まっていなかったはずだ。
友井架月における小説の作り方は、案外以上に適当なのだ。
まず根本的な友井が考えている小説の重要な三大要素とは、
『ストーリー』『キャラクター』『世界観』である。
物語の底辺に当たる壮大な世界観。
読者を引き込ませる濃厚なストーリー。
その世界を走り回る魅力的なキャラクター達。
その三つが完璧に組み合わされば、その小説は問答無用で面白いはずだ。
偉そうなことをホザいてはいますが、友井における面白い小説の定義はそんな感じです。
そして何より、面白い小説を書くためには、作者自身がその作品を心から『面白い』と思っていなければならないとも思っています。
俺自身、物書き以前に一読者ですから。
小説を書くことと同時に、小説を読むことも大好きなわけです。
その大好きな小説の話に関してはまた次回にして、友井の創作法ですが……
大部分は一瞬の閃きによるものが多いです。
主人公の能力から入ったり、立った一言の会話を思いついたのが発端だったり、はたまたタイトルだけだったり、そのはばは様々で、決まった順序をたどって物語を作らないのが友井架月流です。物語の結末から話を作る時は、どうしてそのような展開になったのかを考えるし、悲劇のヒロインを生み出してしまった時は、彼女の過去と再生について創作します。
いわばジグソーパズルを組み立てているようなもので、はじっこから組み立てることもあればいきなりど真ん中から突っ込むこともあります。
ほんの些細なきっかけからでも話を広げるのが、友井架月流の基本なワケです。
話は戻りまして、『夜空を愛せ』ですが……
タイトル以外はほとんど決まっていなかったような気がする……
『夜空』とは、たしかヒロインの名前だったはずだ。ヒロインの性格や容姿その他については覚えがないが、確かそのはずだ。
そして、夜空を愛するわけだから……
100%ラブコメだね。
ヒャッホーウ! ラブコメ最高! 何かタイトルだけで興奮してきたww
ラブコメを書くこと自体には抵抗ありません。
もとい、年若い男女がでれば、どんなストーリーでもラブコメに持っていく自信はあります。
今まで投稿した作品は全て、ラブコメ要素がありましたし(笑)
ラブコメには異論なし、そして肝心の内容ですが……
主人公と夜空という名前のヒロインとの間に、一体何が起きたのだろうか?
気になるところではあります。というか、ソコが物語の肝だと思う。
その展開しだいで、話の方向が決まるよな……
…………
思いつかないので、その話は置いておこう。
かなり適当ではあるけども、一つのことに対して考えすぎると他の部分が薄くなってしまうので、これはこれでアリなのです。
して、物語のキーパーソンであるはずのヒロインに話題は移る。
夜空……。
今までの経験上、完璧に音の響きだけで決めた名前だな。
『夜空を愛せ』というタイトルからも、響きの良さだけで決めた節があるからな……
自分の適当さにあきれ返るも、なんだかんだで創作する俺。根はマジメなんです。たぶん……
『夜空』という名前からして、物語のテーマは『夜』だな……
そんなこんなで話は進んでいきました。
ここから先は、ネタバレ含むのであえて語りません。
知りたい人は、俺に直接聞いてきてください(んなことできるかよ)
実のところ、この作品『夜空を愛せ』の大まかなストーリーとキャラクター、世界観の設定については出来上がっています。大体物語の半分はできてしまいました。それも、創作し始めてから一日二日で。ノリにノレばあっという間に話ができるんです。友井の場合は。
まあ、話ができたのと実際小説にできるのかとは別問題ですが、早ければテスト明けにでも書き始められるかもしれません。
肝心の投稿宛については悩むところですが、正直、電撃小説大賞は難しいです。友井架月という物書きは、話を作るのは早くても、小説を書くのは飛行機と徒歩くらいの差がありまして。電撃が締め切りまであと一ヶ月ちょいだから、急いで書けば間に合わなくもないのだけれど、無理やり書いても良い作品は書けませんし、電撃については残念ですが見送りたいと思います。
第二希望ですが、角川学園小説大賞辺りが候補に挙がっています。去年ソコに投稿しようとしたけれど、諸々の事情により止めてしまったので。
まあ、そこらへんはその内決めると思います。ネットで良さそうのを探そうと思っていますから。
――なんか疲れた。
今日はこの辺にしておきます。
最後まで読んでくださった方はお疲れ様です。
それにしても、そろそろ小説書きたいな……
まあ、もう少しの辛抱です。頑張ります。
それではまた会う日まで、
友井架月でした★
夜八時くらい、俺は居間でブログ用の作品の各章タイトルを決めるために、辞書を適当に開いていた。
パラパラとページをめくりながら、テスト明けの創作活動について考えていたとさ。
(ブログに力を入れるのもいいけど、小説大賞の方にも投稿したいなあ……)
実のところ、冬休みの終盤に電撃小説大賞用の作品を書いてはいたのだが、作業中にパソコンがフリーズしてしまい、そのトラブルにより書きかけの作品のデータが消滅してしまったのであった!!
まだ始めたばっかりだったのでデータのバックアップはしていなかったし、何より精神的ショックが大きく、その作品はそのまま頓挫してしまったのだった。
(アレ、けっこう気に入っていたのになあ……。続けるにも、ノルにノレないし……)
その事故のせいもあり、その作品への熱意が消えてしまっていた。考えるだけ考えておいて書かないことはよくあるが、この件に関して言えば、半ばトラウマ気味で調子が出なかったのである。
(新しいの、何かないかなあ……)
とはいっても、小説のネタなんてそう簡単に思いつくわけでもないし、以前中途半端に保存しておいたネタから面白そうなのをいくつか思い浮かべてみたわけだ。
そんなこんなで、俺は一つのタイトルを白紙にサラサラと書いてみた。
『夜空を愛せ』
(…………)
どんなストーリーだったか、まったく思い出せなかった。
もとい、この作品(と、呼んでいいものか?)はタイトル以外何も決まっていなかったはずだ。
友井架月における小説の作り方は、案外以上に適当なのだ。
まず根本的な友井が考えている小説の重要な三大要素とは、
『ストーリー』『キャラクター』『世界観』である。
物語の底辺に当たる壮大な世界観。
読者を引き込ませる濃厚なストーリー。
その世界を走り回る魅力的なキャラクター達。
その三つが完璧に組み合わされば、その小説は問答無用で面白いはずだ。
偉そうなことをホザいてはいますが、友井における面白い小説の定義はそんな感じです。
そして何より、面白い小説を書くためには、作者自身がその作品を心から『面白い』と思っていなければならないとも思っています。
俺自身、物書き以前に一読者ですから。
小説を書くことと同時に、小説を読むことも大好きなわけです。
その大好きな小説の話に関してはまた次回にして、友井の創作法ですが……
大部分は一瞬の閃きによるものが多いです。
主人公の能力から入ったり、立った一言の会話を思いついたのが発端だったり、はたまたタイトルだけだったり、そのはばは様々で、決まった順序をたどって物語を作らないのが友井架月流です。物語の結末から話を作る時は、どうしてそのような展開になったのかを考えるし、悲劇のヒロインを生み出してしまった時は、彼女の過去と再生について創作します。
いわばジグソーパズルを組み立てているようなもので、はじっこから組み立てることもあればいきなりど真ん中から突っ込むこともあります。
ほんの些細なきっかけからでも話を広げるのが、友井架月流の基本なワケです。
話は戻りまして、『夜空を愛せ』ですが……
タイトル以外はほとんど決まっていなかったような気がする……
『夜空』とは、たしかヒロインの名前だったはずだ。ヒロインの性格や容姿その他については覚えがないが、確かそのはずだ。
そして、夜空を愛するわけだから……
100%ラブコメだね。
ヒャッホーウ! ラブコメ最高! 何かタイトルだけで興奮してきたww
ラブコメを書くこと自体には抵抗ありません。
もとい、年若い男女がでれば、どんなストーリーでもラブコメに持っていく自信はあります。
今まで投稿した作品は全て、ラブコメ要素がありましたし(笑)
ラブコメには異論なし、そして肝心の内容ですが……
主人公と夜空という名前のヒロインとの間に、一体何が起きたのだろうか?
気になるところではあります。というか、ソコが物語の肝だと思う。
その展開しだいで、話の方向が決まるよな……
…………
思いつかないので、その話は置いておこう。
かなり適当ではあるけども、一つのことに対して考えすぎると他の部分が薄くなってしまうので、これはこれでアリなのです。
して、物語のキーパーソンであるはずのヒロインに話題は移る。
夜空……。
今までの経験上、完璧に音の響きだけで決めた名前だな。
『夜空を愛せ』というタイトルからも、響きの良さだけで決めた節があるからな……
自分の適当さにあきれ返るも、なんだかんだで創作する俺。根はマジメなんです。たぶん……
『夜空』という名前からして、物語のテーマは『夜』だな……
そんなこんなで話は進んでいきました。
ここから先は、ネタバレ含むのであえて語りません。
知りたい人は、俺に直接聞いてきてください(んなことできるかよ)
実のところ、この作品『夜空を愛せ』の大まかなストーリーとキャラクター、世界観の設定については出来上がっています。大体物語の半分はできてしまいました。それも、創作し始めてから一日二日で。ノリにノレばあっという間に話ができるんです。友井の場合は。
まあ、話ができたのと実際小説にできるのかとは別問題ですが、早ければテスト明けにでも書き始められるかもしれません。
肝心の投稿宛については悩むところですが、正直、電撃小説大賞は難しいです。友井架月という物書きは、話を作るのは早くても、小説を書くのは飛行機と徒歩くらいの差がありまして。電撃が締め切りまであと一ヶ月ちょいだから、急いで書けば間に合わなくもないのだけれど、無理やり書いても良い作品は書けませんし、電撃については残念ですが見送りたいと思います。
第二希望ですが、角川学園小説大賞辺りが候補に挙がっています。去年ソコに投稿しようとしたけれど、諸々の事情により止めてしまったので。
まあ、そこらへんはその内決めると思います。ネットで良さそうのを探そうと思っていますから。
――なんか疲れた。
今日はこの辺にしておきます。
最後まで読んでくださった方はお疲れ様です。
それにしても、そろそろ小説書きたいな……
まあ、もう少しの辛抱です。頑張ります。
それではまた会う日まで、
友井架月でした★