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冬篭り

 冬眠日記――ためだ、こいつ……早くなんとかしないと……!


 ワールドエンブリオ第五巻買いました! 読みました!! 堪能させていただきました!!!
 読後の感想として色々と言いたい事はあるけれどここでは語りきれないのでっていうかとりあえず吾妻さん!!
 その一言に尽きる。これは必読。まだ読んだことない人は全巻買ってでも読むべし。いや、読んどけ。
 どーも、友井架月です。


 今月最後の更新です。
 しばらく間が空きました。飛びに飛びました。緩やかに停滞しています。緩やかに停滞って日本語おかしくね?
 このごろ小説書いていないんで。書きたいです、そろそろ。ギブミー活字!!

 そんなこんなで、しばらく篭ります。
 冬篭りをさせていただきたいと思います。
 その他にもやらなければならない試練がいくつかいくつか……ってもはやいくつかっつーレヴェルじゃねー。

 そんな訳で、現実社会から隔絶された世界に行くんで、音信不通になるかと思われます。
 友井の固有結界は通気性悪いんで、たまに外部と空気の入れ替えをしなきゃいけないんですけどね。
 それでもネットは繋がっているんで、普通にブログの更新はできるようです。

 二月三月はまだまだ予定は未定の状態なので、更新は少なくなるかと思われます。
 おそらく、週に2、3件くらいでしょう。状況によって増減するとは思いますが、今はそんな感じ。

 今日はこのくらいかな。あんまし内容ないな。ま、特に語るネタはなかったけどね。
 何はともかくワールドエンブリオだよ。内容は言わないけど、あ゛ーーーって感じだったな。
 あれは……ね……いろんな意味で衝撃だったな……あれは、アリなのか……いや、それより吾妻さん……
 思い返したらちょっと悲しくなってきたので、今日はお開きにしたいと思います。吾妻さん……
 
 友井架月でした……吾妻さん……

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

C.F.番外編

 Characters File 番外編


 【名前】 友井架月 トモイカヅキ
 【性別】 男
 【年齢】 童心は忘れない
 【血液型】 A型
 【誕生日】 5月30日
 【身長】 禁則事項です♪
 【体重】 りんご140個分
 【趣味・特技】 小説・懸賞
 【好き】 S行為全般・シリアス展開
 【嫌い】 悪天候・欲求不満
 【能力】 小説のことなら一日中語っていられる程度の能力
       無意識下に話をシリアスにもっていく程度の能力

 【コメント】

 このブログの運営者。ひたすら人生を小説のために費やす日々を送っている。それが天命だと思い込んでいる。
 基本、楽天家。というか、何も考えていない。口癖は『なるようになる』。常にノリと勢いで生きる。人生楽しそうだね。
 普段は人畜無害を装ってはいるが、本性はドS。気を抜くと会話の合間に本性が見え隠れしたりする。
 三度の飯よりも小説のことが好き。というよりも、物語を考えたりするのが好き。常に脳内は二次元だとか。
 女の子を書くのが好き。そして、小説内でイジめることが至福の時間。軽く犯罪者予備軍だね。
 本気と冗談とネタの区別が曖昧。このプロフィールもどこまでがネタなのか本人もよく分かっていない。
 そんなこんなな友井ですが、これからもヨロシクネ。

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

懸賞運

 懸賞日記――友井の懸賞運は今年も健在のようです。


 あなたは神を信じますか?
 ……? 何言ってんの。このブログの神は俺様ですよ。
 唯一神にして絶対神。特にその懸賞運は神がかってますよ。
 どーも、友井架月です。


 と、いうわけで、早速懸賞当選したぜー報告。
 ただ単に友井が自慢したいだけのコーナーです。

 さてさて、今年一発目になる⑨つ目に当選した懸賞は、
 GAマガジンVol.1の『おと×まほ サイン入り抱き枕カバー』です!! それも1名様!!!
 いやーめでたい。自分でもよく分かっていないけどめでたい。そろそろ感覚が麻痺してきたけどめでたい。
 作品の方はまだ2巻までしか読んでいないので、今後続きを読みたいと思います。
 

 話は変わって小説のことについて。ブログとしては、むしろこっちが本題かも。
 友井もそろそろシルバーブレットとかぐやを再開させたいと思っています。
 このブログの看板タイトルですし、中途半端なままでは気持ちが悪いので。
 設定等を練り直した後で、ゆるゆると書き始めたいと思います。
 同時に、作業途中の短編群も構成を練りながらやっていきたいと思います。

 ブログ開設一周年記念祭の方はどうなったのかと思いますが、そちらは依然続行ということで。
 自由登校になろうとまだ今月と来月はまだまだ慌しいので、ゆっくりしていきたいと思っています。
 よりよい作品を作っていくためには、色々と通過点があるので、一歩ずつ確実に行きたいです。
 何よりクオリティ重視で。自分が書きたいものを書けるように、善処していきたいです。

 
 そんなこんなな本日の日記でした。
 今度はなるべく早く小説を更新したいです。
 日記ばかりでは、このブログの存在意義が揺らぎかねないので。
 自分の強運をそれとなく自慢しつつ、それ以外では何の役にも立たない能力だと自覚しつつ。
 友井架月でした☆
 
 

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

大掃除

 片付日記――久しぶりに汗をかいたのが掃除でした。なんだそりゃ。


 今年は一つ必殺技を覚えたい。
 一撃で地球を割るぐらいの派手なヤツ。
 できるか? できるだろ、小説なら。
 でも、そんな物騒なのはさすがにだしたくないな。
 どーも、友井架月です。


 学校もいよいよ自由登校期間に入りました。
 よって友井は半引きこもり生活。
 や、学校にも行ってるから完全には引きこもりじゃないんだけど。
 結果、時間が、できるようになった。

 まあ、暇している余裕はないんだけれど、今日の午後は自分の部屋を掃除していました。
 最初は本棚整理のはずが、やるんだったら本格的にやるぞと部屋をひっくり返し始めたわけさ。

 年末に大掃除し忘れていたので、部屋ん中はひっちゃかめっちゃか。
 さらには学校のロッカーに入れていた教科書等も持ち帰り始めたため、余計に物が増えた。
 このままだと、床が抜けてしまうかもしれない。
 いや、マジで。冗談じゃなくて。友井の部屋の蔵書(?)量はハンパないって。

 そんなこんなな危機感によって、大々的な清掃に踏み切ったわけだ。

 とりあえずは、当初の予定だった本棚を整理しつつ、いらなくなった教科書をまとめていく。
 部屋中に高校三年間分の教科書ノートが隠されていた。
 机の引き出しの中からは五年前くらいのサンデーもでてきた。すげぇ、まだやきたてジャパンが連載してたときか。
 さらには、非常にレアな友井架月(当時は別名)小説大賞初投稿作品の原本がでてきた。
 きゃーーーー! 黒歴史がっ。ブログにも載せたくない黒歴史が出てきた!
 ま、それは丁重に封印しつつ、掃除は続いた。

 そんな感じで午後いっぱい大掃除に追われ、他にやりたいこともあったのに日がくれてしまった。
 疲れた。地味に疲れた。
 とりあえずは、いらないプリントはゴミ袋につっこみ、教科書や雑誌はまとめておいた。
 それでもまだ、大きな関門があるのだ。
 
 それは、押入れである。
 友井の部屋の押入れには、義務教育九年分の教科書ノートが押し込まれているのだ。
 なぜそのようになるまで放っておいたのか、自分でも謎だけど。
 過剰なMOTTAINAI精神か? 大事にとっておかないとMOTTAINAIお化けがでるとか、そんな感じか?
 まあ、捨てるのがメンドかっただけだろうけど、これは強敵だろう。
 相対するだけで怖い。戦場に赴く兵士の気分はこんなものだろうか。
 それでも、戦わなければならないのだ。皆の日常を守るために。僕らの未来を掴み取るために。
 震える両足に活を入れつつ、その一歩を踏み出した。
 
 人類の命運は、彼に託された。


 ~押入れ激闘編~に続く

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

少しずつでも

 余情日記――今日はしっとり風味でいきます。


 早く『リトルバスターズ!』アニメ化しないかなーと思う日々。
 ストーリーを多少いじるのはいいけど、声優を変えるのは許せない。
 そこが不安要素ではある。
 どーも、友井架月です。


 ずいぶん久しぶりに『月下の王』を書きました。

 履歴を確認したら、なんと五ヶ月ぶりでした。

 そりゃあ、書き方忘れるよね。

 キャラクターの心情を思い出しつつも、何とか一息つけるとこまで終わらせることができました。

 書いてよかったと思っています。

 たまにあるんです。無性に小説を書きたくなることが。

 欲求といいますか、もはや本能に近いかもしれません。

 それでも、自分の思ったとおりに書けたかはわかりません。

 その時は良かったと思っていても、後々後悔したりするかもしれません。

 行き詰ったりするかもしれません。最後までたどり着けないかもしれません。

 そうだったとしても、今は前に進むしかないと思います。

 過去は振り返ることはできても、後戻りすることはできません。

 不安でも、迷いがあっても、まずはやってみるしかありません。

 諦めずに歩き続けば、いつかは結末にたどり着けると思います。

 そう思って、今は前に進んでいこうと思います。

 そうすればきっと、自分が書きたかったものが分かると思うので。

 書き終わった後で、もう一度最初から読み直したいと思います。

 そうするためにも、書き続けようと思います。

 いつまでかかるかは分かりませんが、必ずや。

 一歩ずつでも確かな足跡を刻みつつ、遅くとも立ち止まらないように歩き続けつつ。
 友井架月でした☆

 

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

月下の王 part4

 第一夜 追憶二


 夏を先取りしたかのような五月の陽気は、人も大地も平等に熱していた。
 しかし、照りつける初夏の日差しは、それほど苦痛ではなかった。
 まだ夏服に移行していないとはいえ、湿度はそれほどでもない。気温はうなぎのぼりだったが、不快指数は上昇していなかった。
 それでも普段の僕だったならば、誰しもが見過ごしてしまいそうな日々の差異にわずらわしさを感じていたかもしれない。普通の人ならば気にも留めない道の凹凸が、僕にはとても億劫なものだった。
 諸行無常という言葉もあるが、世界は常に変化している。自然も社会も人の心でさえも、変わらないものなんて何一つない。僕はその変化についていけなかった。それは僕が人より不器用だったからか、適応能力がなかったからか。理由はどうであれ、僕は他人よりも足が遅い。いつかその変化においてかれやしないか怖かったのだ。だから、人とかかわるのに後ろ向きだったのかもしれない。
 今はそう思っている。
 そう冷静に自分を客観視している自分に気がついて、正直驚いていた。
 それは、この僕も変わったということだろうか。
 人はそう簡単に変われるものなのだろうか。
 あれほど臆病だった僕が、こうして他人と普通に話をしているなんて。

「暑いね」
「ああ、暑い。今日は七月上旬の陽気らしいから」
 大した意味のない、友達との世間話。それが僕には心地よかった。それは知らず知らずのうちに、僕が心のどこかで待ち望んでいたことなのかもしれない。その幸福な時間を僕は満喫していた。
 陽も高くなった学校の昼休み。僕は屋上で風に吹かれながら町の情景を見下ろしていた。隣にはもはや日常となった友達の那生の姿がある。昼食も食べ終わってやることもなくなった午後の授業までの残り時間を、僕は那生との他愛もない会話に費やしていた。五月とは思えない日中の暑さに、いつの間にか汗ばんできた。それも気にならなくなるくらい那生との会話に夢中になっていたのか、意図しなくても自然と口から言葉が出てきた。
「早く夏服になるといいのにね」
「衣替えまであと一週間だから、もう少しの辛抱だよ」
 容赦なく日光を浴びせてくる太陽を恨めしそうに仰ぎ見ながら軽く嘆息した僕に、那生は朗らかに笑いかけた。まだ本番でもない暑さに負けそうになっている僕とは対照的に、那生の表情はとても涼やかだった。
「そうは言っても……那生はそんなに暑そうじゃないよね?」
「そんなことはないよ? ……それでもまあ、人よりは暑さに対して耐性はあるかな」
 那生の透き通るような黒髪が、緩やかに吹く微風によって優雅に揺れた。確かに、那生のそばに居るとほかよりは涼しいような気がする。学校の屋上というセットでも、避暑地のお嬢様のような貫禄が那生にはある。穏やかな表情で外の世界を眺めていた那生に、僕は見とれていた。
 そのときの僕は、たとえようも無い幸福感で満ちていた。
 殺風景な屋上で、那生と二人きり。
 その隔離された空間で、自由気ままな取りとめの無い談笑。
 永遠に続くかのような、しかし退屈ではない平穏のひと時。
 ただ流れていくだけの、過ぎていくだけの時間の中で、どれだけの幸福があっただろうか。
 小さすぎてわからないくらいの、些細過ぎて気にしないくらいの。
 ささやかな、それでいて大切な、今まで夢見ていたけれど、決して手に入れることの無かった幸せの在りか。記憶するだけの出来事じゃなくても、記録するだけ重要じゃなくても、確かにそこにあるという実感だけは、いつも僕の心の中にある。
 わざわざ口にするまでもない。
 わざわざ形にする必要もない。
 僕がここにいて、隣には那生がいる。
 その事実以上の意味なんて存在しないし、意味を与えてやる必要もない。
 それがどれだけかけがえのないものかは、考えるまでもなく分かっている。
 今まで知らなかった世界を見せてくれた。
 今まで知らなかった感情を教えてくれた。
 四月から始まった新しい環境は未知の体験の連続で、僕はついていくのがやっとだった。
 とにかく那生と一緒にいると、退屈しない。
 時には笑い、時には驚き、僕は子供のように、移りゆく世界を純粋に楽しんでいた。
 いつまでもその幸福が続けばいいと思った。
 この幸福がいつまでも続くものだと思っていた。
 根拠なんてない。
 それが当然だと思っていたからだ。
 学園生活はまだまだ続く。明日のことすら分からないのに、二年以上先の話なんて想像できるだろうか。僕は今を楽しんでいる。それでいいじゃないか。今日より明日が良い日であるかはわからない。それでも、明日も今日にように笑いあえたらいい。
 そう思っていた。
「……どうしたんだい、葉流?」
「――な、なに!?」
 那生がいつの間にか僕のほうに向いていた。心配そうな表情で、上目遣いで僕を見つめていた。
 心臓が跳ねた。
 互いの顔が近い。
吐息の音が聞こえるほどの距離ではないが、それでも僕を動揺させるには十分だった。
「……どうしたって、何が?」
 自分を落ち着かせる意味でも、相手にそれを悟られないためにも、僕は声をできるだけ抑えて言った。少しでも声が上ずれば、すぐさま那生に僕の心境を看破されるだろう。それがなんだか恥ずかしかった。それともなぜ、僕は那生に対してこれほどまでに注意しているのだろうか。そっちの感情のほうがよっぽど不可解だった。
「ん、大したことじゃないんだけどね……」
 那生は困ったように微笑んだ。あるいは、苦笑したのか。今の僕には分からない。今の僕には、自分の心境すら正しく理解できない。那生は理解できるのだろうか。だから、そんな曖昧な微笑を浮かべているのだろうか。
 それから那生は、常の凛々しい表情に戻った。僕を変に心配させないためか、その表情は暖かさで包まれていた。
「葉流がなんだか浮かない顔をしていたから……どうかしたのかなってね」
「え……?」
 僕はそんな顔をしていただろうか。自分では分からない。考えていたことがそのまま顔に出ていたのか。那生の察しがいいのか。微妙な空気が流れる中で、僕は必死に自問していた。
 その冷たくなった空気を、那生の無機質な声が裂いた。
「もしかしたら、私が気づかないうちに葉流の気に障るようなことを言ってたんじゃないかって。それとも、葉流は私と一緒に居ると楽しくないんじゃないかって思ったんだ」
「そ、そんなことないよ!」
 僕は柄にもなく大声で反論していた。僕は焦っていたのだろう。この関係が壊れることを。元いた僕一人だけの寂しい世界に戻ってしまうことを。
「本当かい?」
「ほ、本当だよ!」
 僕はこの居場所を失いたくない。こんなにも安らげる居場所など他にはない。僕と那生。その二人だけの空間を守れるならば、何を犠牲にしてもかまわないと思っていた。
 その一心で、僕は彼女の心を引きとめた。
 それがどれだけ身勝手な理由なのかを痛感しながら。
「……僕は那生と一緒にいる時間が一番楽しいんだ。他でもない、君といる時間が僕の幸せなんだ。今までこんな風に思ったことはなかった。こんなに何気ない会話の一つ一つがどれだけの意味を持っているかなんて、僕は知らなかった。那生に救われたんだ。僕は学園生活に何の期待もしていなかった。何の変化もない退屈な毎日を送るだけなんだって思っていた。でも、それは違った。」
 僕は何を言っているんだろう。これは一種の告白ではないのだろうか。それでも、僕は想いの丈を話すことをやめなかった。
「那生のおかげだよ。那生のおかげで、今では毎日が楽しいんだ。だから、那生の言っていることは違う。むしろ、お礼を言いたいくらいだよ。だから……」
「――もういいよ」
 那生の顔を見た。何か吹っ切れたような顔をしていた。
「ありがとう、そう言ってくれて。すまない、葉流。変なことを聞いて」
「別にいいよ」
 僕は那生から視線を反らさなかった。思い切ってあんなことを言ってしまったため恥ずかしかったが、那生から眼を離せなかった。眼を離してしまったら、那生を見失ってしまうかもしれない。そんな危機感を抱いてしまうくらい、今の那生は霞んで見えたのだ。
「私は葉流に嫌われることを恐れていたんだ。私も葉流と同じくらい、この居場所が大切だから。失いたくないから、変な気を使っていたのかもしれない。私はどうも、人と関わるのが苦手でね。始めはどう接していいか分からなかった。今まで私は一人だったから、人との付き合い方なんて分からない。それでも、葉流となら波長が合うんだ。葉流の隣だったら、いつもの私でいられると思うんだ。他の人だと、私に気を使ってしまうから、私もいつもの私で接することができない。……君ぐらいだよ、葉流。私と対等に話ができる人間なんて」
 僕は始め、那生は僕とどこか似ていると直感した。
 その理由がようやく分かった。
 人付き合いが苦手なこと。
 集団の中にいても疎外感を抱くこと。
 自分は一人ぼっちだと思っていたこと。
 それが嫌だと分かっていても、どうすることもできなかったこと。
 全て同じだ。
 僕らは互いに何かが欠けていた。
 塞がらない穴が空いていた。
 それを実感しつつも、穴が空いたままで放置していた。
 穴からは隙間風が入ってくる。
 その冷たさに耐えつつも、どこかに諦めがあったんだと思う。
 自分は変われない、と。
 無理に誰かと関わってお互い傷つくよりは、初めから関わりあいにならないほうがいいと。
 そう思っていたのだろう。
 それがどれだけ悲しい感情であるかも、当然分かっていたはずだ。
 それでもなお、心のどこかでは待っていた。
 いつの日か、自分と波長の合う人と出会えるのではないのかと。
 心のどこかでは期待していたのではないのだろうか。
 それが、叶ったんだ。
 僕と那生は欠けていた。
 それでも、二人ならば穴も塞がる。
 那生と一緒なら、どんなことでもできるんじゃないかって思うんだ。
「僕は、那生と出会えて嬉しいよ」
「ああ、私もだよ」
 那生の頬を何かが伝ったような気がした。
 それは涙だったのだろうか。
 那生がすぐに僕から顔をそらしてしまったため、その正体は分からなかった。
「空が綺麗だね」
「……そうだね」
 僕はそれに気づかなかった振りをして、那生とともに大空を仰ぎ見る。
 この大空には果てがないけど、那生とならどこにでも行けそうな気がした。

 僕は確かに変わり始めていた。
 那生と二人で、少しずつ。
 終わりなんて見えないけど。
 まだ歩き始めたばかりだけど。
 那生と一緒なら、いつの日かたどり着けると思うんだ。
 那生と出会って一ヶ月。
 夏のような陽気の五月の青空は、以前よりは確かに近くに感じていた。




 ……Next 第二夜 其の一 波紋

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

2日目

 試験日記2――最近、タイトルで出オチを狙おうとしている自分が居る。


 個人的には、アリマリでもパチュマリでもレイマリでも大歓迎です。
 雑食の友井にとっては、どれも等しくジャスティスなのです。
 ただ欲張りなだけのような気もしますが……
 どーも、友井架月です。


 いきなり東方ネタから入ってしまいましたが、これにみんなついて行けるのだろうか……
 ま、いーや♪

 さてさて、本日をもってセンター試験も終わりを迎えました。
 はい。センターネタも終わり! この話はもうしない!!

 というわけで、今週からは通常営業です。
 常日頃からノリと勢いの本ブログですが、これからもそんな感じです。
 明日からも普通に小説を書いていると思います。
 今日はさすがに疲れたので、休息といきたいところです。
 ではでは、ちょっと短いですがこのへんで。

 友井架月でした☆

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

1日目

 試験日記――取り立てて語るようなことはありません


 アニメの禁書も『御使堕し編』にはいりましたね。
 原作よりは話が短くなりそうですが、あのハチャメチャっぷりは見ていて面白いです。
 個人的に、サーシャの声はもうちょい幼いほうが良いと思うのは俺だけでしょうか?
 このロリコンがっ!
 どーも、友井架月です。


 今週は色々とドタバタしていたんで中々更新できませんでした。よって小説も書いておりません。
 来週からは時間が取れそうなんで、小説のほうもぼちぼち書いていきたいと思います。

 そんなこんなで、今日はセンター試験1日目でした。
 はい。大学受験ですね。他人事のようですが、ちゃんと友井も受けてきました。

 試験のことについては具体的には語れません。あまり覚えていないんで……
 まあ、やるだけやったとしか言えないでしょう。人生なるようにしかなりませんから。

 緊張はしませんでした。むしろ、無さ過ぎて困ったというか……ある意味悟りの境地に入っていました。
 陸上の大会に比べれば、どおってことありません。
 数々の修羅場を潜り抜けてきた友井にとっては、この程度のことで動揺なんてしませんよ。
 ま、センターで失敗しようが友井の人生にたいして影響しないというか……それよりだったら小説大賞狙ったほうが有意義といいますか……目標の違いですね。大学に受かることより大事なことなんていくらでもあるもんです。受験に失敗したからってそう落ち込む必要は無いって話ですね。なんかここまで書いていると反省会のような感じですが、別段反省することもありません。だって、やるだけやったから。それに尽きます。ヤルダケヤッタカラ。

 そんな感じで今日は終わりです。疲れたんで、明日のために休みたいんです。
 嘘です。これ以上このネタで話を引っ張りたくないだけです。めんどいだけです。
 今日はもう他にやりたいことがあるんで、それでは。
 友井架月でした☆

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

継続は

 指針日記――目標ってのは生きる上で結構大事だよね、結局のところ。


 うちのピー親父が、自分のことをブログのネタにしろと小うるさく言ってきました。
 だが断る。
 どーも、友井架月です。


 十文字先生のブログで『一日にどれくらいの枚数を書くのか』というスレがありまして、先生は400字詰め原稿用紙を1日10枚ずつ書いていけば、2ヶ月で1冊余裕で書くことができるといっていました。

 なるほど……、1日10枚ね……。

 友井は小説を書くとき、原稿用紙サイズ(20×20)ではなく文庫本サイズ(42×34)で書いているんですが、それに直すと大体7,8ページぐらいですか。短い会話が続いた場合と長い文章が続いた場合とでは、若干差異が生まれますが、大体そんな感じです。
 友井は毎日小説を書いているわけではないんですが、調子がいいときと悪いときでは書く分量が当然違います。
 1日原稿用紙30枚くらい書くときもあれば、1枚も進まないときもあります。それはネタが思いつかなかったり、良い具合に言葉が紡げなかったりと理由はまちまちですが、調子の浮き沈みは結構激しいほうです。
 今はそれでもいいんでしょうが、これからも小説を書いていくとなるとキツいんではないかと。
 小説とはマジメに向かい合いたいんで、目標というかノルマというか、そういうものを設定してやっていったほうが上達はするんじゃないかなぁと思います。継続は力なりとも言いますし。

 そんなこんなで、これからは極力1日7ページを目標に書いていきたいと思います。1日7ページずつ書いていけば、40日で280ページ。文庫本1冊ですね。
 あまりノルマを高めに設定してもダメになることはこれまでの経験で分かっているんで。これくらいならイケるかなーというラインにしたいです。調子いいときはバンバン書いていきたいんですが、そうでないときもできるだけがんばっていく方向で。数種類の小説を回していけばノルマは達成できるのではないかと。

 もうすぐセンターもありますし、その後には私立受験もありますので、そんなに簡単に思い通りに行くとは思っていませんが、何事もまずやってみないことには始まりませんで。やってもみないのにあきらめるのは早計です。友井も日々の積み重ねを大事にしていきたいと思います。

 今日はそんな話でした。冒頭のピーは忘れてください。本の気まぐれ。出オチを狙っただけですから。
 毎日コツコツを目標にしつつ、そのコツコツが難しいんだよなーと思いつつ。
 友井架月でした☆

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ジャンル : 小説・文学

ぬと麺

 昼食日記――できるだけ早めに召し上がってください。大変なことになりますから。


 ワールドエンブリオ第五巻1月29日発売――!!
 待ってましたよ、最新刊を。友井は森山先生の大ファンです、はい。
 今から楽しみにしています。発売日が待ちどおしいぜー☆
 どーも、友井架月です。


 -とある昼食時-

 この日の我が家の昼食は、祖母が作ったラーメンでした。
「いつも思うんだが、ばあちゃんの作るラーメンって……」

 麺とスープの比率がおかしいよな……

 普通はスープの中に麺が沈んでいるようなイメージなのだが、
 祖母のラーメンは麺の中にスープが見え隠れしているというか……

 通常の器に二人前以上の麺をどどんと敷いて、なおかつスープがあまり入っていないので、パッと見麺しか見えません。
 まるで、麺の麦畑やー。その圧倒的な存在感に思わずたじろいでしまった俺。

「と、とりあえず……」
 戦闘?開始――

 ずずずー……←友井
 ずずずー……←弟

 …………
 食べても食べても麺がなくならない……食べても食べてもスープが見えない……
 …………?
 果ても見えない熾烈な格闘中、ふと、たとえようのない違和感に襲われる俺。

「……なんかこの麺、ぬとぬとしてないか――?」
 自分で言ってもおかしかったが、ぬとぬとってどんな擬音だよ。
 ねとねとでも、ねちょねちょでもない。あえて擬音にするなら、ぬとぬと?
 片栗粉を水で溶かして、さらに水を足したような感じ。胃に張り付いてくるような奇妙な感覚。
 弟も友井の意見に同意らしく、ぬとぬとした麺を戦っていた。
 そんな不思議な感覚にとらわれている二人に、祖母は突き抜けるようにあっさりといった。

「今日のラーメンのスープはとんこつにしてみたのだけれど、どう?」

 それかーーーーーーー!?

 このぬとぬとした感触はとんこつだったのかっ。今の今まで気づかなかったぜっ。
 スープが少ないのでぬとっとした印象が助長され、さらに麺がスープを吸ってぬと感を増していく……
 これは新手の拷問かっっっ!!!

 ……くっ。こうなっては後に引けない。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ!
 自分でも良く分からない意地と根性でぬと麺と格闘すること数億年……
 やっとのことで完食した友井。……苦しい戦いだった。こんなにラーメンが手強いとは思っていなかった。
 やってやった達成感に酔いしれつつ、予想外の強敵に向かって一言。

「ぬと麺を制するものは、ラーメンを制す!!!」


 そんなこんなな、相変わらずにユルイ友井の日常でした。

 ……あと、ばあちゃん。ラーメンにはもっとスープを足したほうがいいと思う。本当にキツイから……
 

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

物は言い様考え様

 正月日記――正月だからって、何か変わったことがあるってわけでもないし、むしろ何もなかったっていうか。


 なんか最近痩せたような気がします。
 痩せたというか、筋肉が落ちたというか。
 どっちにしろ、体重は減ったんだと思う。
 どーも、友井架月です。

 正月も終わりですね。何の感慨も思い浮かびませんが、とりあえずは終わったんでしょう。
 友井の正月ですか? 別に語るほどのことはなかったんですが、ありましたよ、一応。

 スーパーの福引が当たりました。一月一日に。
 額は大したことないんですが、一枚だけ適当に引いて当たってしまいました。
 ここで懸賞運を使ってしまうとは……。
 ホントどうでもいいとこだけ強運なんです。この運を自由に操れたら良いのに……。

 本当はね、ラジオ投稿のネタにするために『自分の前の人と後ろの人が当たってしまいました』的な感じで運のなさを狙ってみたんですが……運命とは皮肉なもんで、まったく逆の結果になってしまいましたね。
 一方、友井の前の人は、四枚引いても何も当たっていませんでしたしね。ざまーみろ。

 そしたらウチの家族に『新年早々運を使っちゃったね』って悲しい眼で見られました。
 な、なんで俺が哀れみの視線を向けられねばならんのだ。
 ここは逆に考えるんだ。『今年は良いことありそうだ♪』ってな。
 何事も前向きに考えねば良い事も起こらんよ。

 友井の正月と言ったらそれぐらいです。他は特になんもありません。
 ウチのおせちの中身なんてかまぼこと伊達巻卵だけだったしね。
 ここ数年中身が変わっておらんよ。おせちの定番で山手線ゲームしたとしても、友井は二種類しか答えられません。手抜き具合が神がかっていてもはやツッコめませんでした。
 あとは、夜型なんで一日二食でしたね。それもカップめんとコンビニ弁当、みたいな感じで。
 そりゃあ痩せもするよ。そんなに食ってないんだもん。

 そんなこんなで、世間一般で言う正月太りとは無縁な友井の正月風景でした。
 わびしいとか言うんじゃねー。あえて食わなかったんだ。そういうことにしようよ。
 正月もいつもどおりのんきに過ごしつつ、世事とは関係なく過ごしつつ。
 友井架月でした☆

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

ブログ開設一周年記念感謝祭 序

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ブログ開設一周年記念感謝祭始まるおー!
はーじーまーるーおー!(大事なことなので二回言いました)
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 ……というわけで、ブログ開せ以下略始まります。
 …………始まってしまいました(焦っ

 予定していた短編ですが……正直、全然終わっていません(泣)
 なんとかがんばろうと苦心していますが……

 それでも……今月は……祭りにしていきたい、と思っている。
 思っている!!(大事なこと以下略)

 そんなこんなで、ぼちぼちやっていきます。
 それではっ。

 友井架月の快進撃を目撃せよ!!

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

新年、そして…

 抱負日記――全てはここから始まるのです。……たぶん。


 あけましておめでとうございます。
 そして、今年もよろしくお願いします。
 どーも、友井架月です。


 2009年です。2000と9年です。キリが悪いですね。↑1up(たららったらん♪)


 はい。2010年になりました。


 ……ふう。今年も適当に始めました。友井はいつもこんな感じです。
 えーと、現在は何年? 2009年であってる? あってるよね!?
 あっぶね。危うく2010年にイっちまうとこだったよ。時空警察に追われちまったじゃねーか。
 誰だよ。こんな罠仕掛けたの。孔明か? 孔明の罠なのか!?
 よし。後で俺様じきじきにシバいてやろう。友井特性拷問フルコースだ。
 どこぞのキューブリックじゃないが、俺は拷問ネタが大好きなんだ。
 以前、某書店で見かけた“拷問の歴史”(2000円)という本を衝動買いしたくなったほどだ。
 あの時は危なかったぜ。何とか自重して、ネットの情報だけで我慢したがな。
 なんなら、“拷問の歴史”でググってみろって。いろんな情報が手に入るはずだぜ。
 ただし、閲覧の際は要注意だ。数日は肉が食えなくなるかもしれないからな。
 あー。良きかな拷問器具。あこがれるぜ。下手な武器よりえげつない性能だからな。
 大切なのは、『死なない程度にいたぶる(死ぬのも可)』ことにあるんだよな。
 俺、どこぞのキューブリックと話し合うかも。あと、マンキンのジャンヌ様ともね。
 あー。早く小説に拷問ネタを使いたいぜ。使ったら間違いなく狂乱しちまいそうだがな。
 ま、それもまた一興か。乙だな、乙。


 ……は! なんだかアウトブレイクしていたような……?
 ちょっとダークはいっていたか? いや、一瞬素に戻ってしまったか?
 ま、いいか。ええと、なんだったかな。……あ、そうかそうか。新年だったか。忘れてた。

 はい。ではでは。新年一発目の友井架月です。冒頭の寸劇は、今年も友井は絶好調だよーというアピールです。ある程度の誇張は否めませんが、八割がた本物の友井架月です♪

 さてさて、一月ということでいろいろな話題がありますが、それはまずおいといて、今年の抱負でも。
 今年はいろいろとがんばろうと思います。去年一年で学んだことを活用して、新しい一歩を気づいていきたいと思います。新たな友井架月を、どうぞご覧あれ!


 そして伝説は始まった……! 


  ……To be continued next stage

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

友井架月

Author:友井架月
筆名:友井架月(ともいかづき)
性別:男
血液型:A型
誕生日:5月30日
趣味:創作活動
詳細:平成生まれの自由人。より良い作品を残すために日々模索中
ピクシブにて18禁らしい小説も投稿中。

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