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ジョナサン

 自販機日記――人目をはばからない勇気っていうのは、ある意味すごい


 期末テスト三日目。さすがにしんどくなってきた。
 日ごろから勉強しておかないと、こういうときに不便でいかん。
 やはり、すでに勉強に対しての耐性がなくなってきた模様。もはや学生じゃねえ。
 どーも、友井架月です。


 昔、友井の近所にはジョナサンというやつがいました。
 や、現在は引っ越したようだけど、それでも市内にはいるらしい。
 
 そいつは弟の友人で、友井とも小学生の頃からの知り合いでした。
 あ、彼はれっきとした日本人ですよ。ジョナサンというのは友井がつけたあだ名です。

 彼はどこにでもいる普通の少年であったが、どことなく普通の人間とは違ったオーラを放っていたような気がする。漠然としすぎているけど、どこか大物っぽいような波長が。

 それを証明するのが、彼がたまにやっているという臨時収入。
 今はさすがにやっていないとは思うけど、当時の友井としては驚きでした。
 まあそんなに突飛なことではないんですが、彼がやっていたのは、街にある自動販売機の下に落ちている硬貨を拾い集めるという、地味ですが普通の人はやらないようなアレです。

 おつりが出てくるところを探るくらいは誰しもやるような行為ですが、地面にはいつくばってまで自販機をあさるというのは、相当の覚悟がなければできないでしょう。
 駅前の大通りとかでやっていたわけではないんですが、それでも人目がまったくなかったわけではありません。ぱっと見、小銭を落としてしまった人のように見られるかもしれませんが、それが連続して行われればただの変な人です。当時彼がまだ小学生だったからか、羞恥心やそういう意識とは無縁だったんでしょう。かくいう友井も、彼の行動を不審に思いながらも、ちゃっかり行動をともにしたこともあります。便乗犯なもんで。

 友井だって人のことはとやかく言えませんで、某缶コーヒーのキャンペーンの冷温庫が欲しくなって、自販機の横にあるゴミ箱から空き缶を拝借して、シールを量産したこともあります。
 同時に、病院の休憩所にあったゴミ箱からシールを拝借する小学生も目撃したことがあります。
 要は、考えることはみな同じだなあということです。人間の思考範囲なんて、所詮その程度です。
 それでも、当時の彼の行為は友井にとって、決して踏み込んではならない神聖なものとして映っています。ただ単にインパクトがありすぎたというのもありますけど。
 これからも、ジョナサンにはジョナサンのままでいて欲しいものです。
 今回はそんな幼稚な頃の甘酸っぱい? エピソードでした。
 最近めっきり使用しなくなった自販機に思いをはせつつ、それでも威光を放つ自販機に尊敬しつつ。
 友井架月でした☆

テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

友井架月

Author:友井架月
筆名:友井架月(ともいかづき)
性別:男
血液型:A型
誕生日:5月30日
趣味:創作活動
詳細:平成生まれの自由人。より良い作品を残すために日々模索中
ピクシブにて18禁らしい小説も投稿中。

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