だんご大家族
団子日記――草だんごに発生した赤や黄のカビ。赤黄緑のなんかファンタジックな色合い
やればできる子なんです。
どーも、友井架月です。
最近割りと更新多めだったんで(ほぼ日記でしたが)、三日あくと友井死亡説でも流れるんじゃないかと心底不安になったため、意味もなく日記を書いてみました。あれ、日記の本来の意味とはかけ離れた使い方をしてるな。ま、いいか。それでは、日記スタート。
あれですよ、あれ。
このごろ腐り物が多いよ。食べ物的に。
あれだね。食べ物が腐らないように注意する夏が過ぎたからって、警戒を解いちゃならんという話ですよ。いや、食べ物がおいしい秋だからこそ、腐敗には気をつけなくちゃいけないんです、きっと。
この前もね、その日中に食べてください的な草だんごを祖母からもらったんですがね、量が結構多かったんですよ。
草だんごは好きなんですが、一口二口食べたら飽きてきちゃって……
ほんとだんご大家族ごめん。マジで大家族だったんですが、家族全員を友井の胃の中には納められませんでした。ほんと渚ごめんよぉ。
そんなわけで、申し訳ない気持ちいっぱいでふたを閉めたまま放置していたわけです。
あくる日の学校帰宅後、思い出したように封印をといてみたわけですが……
わーお、トンネルの向こうは雪国でしたーー!
もうひっちゃかめっちゃか? 違うな、てんやわんや? 阿鼻叫喚? まあ何でもいいや。
とにかく、目を覆いたくなる、それでいて薄目で見たくなるような光景でした。
草だんごの表面にうっすらと雪がかぶっていて。
いや、詩的過ぎるな。ほこりがかぶっているで十分だよ。
ま、ほこりの正体はいうまでもなくカビでして。
さらには赤や黄色や茶色っぽかったりマーブル色っぽかったりかなりカラフルでした。
それはもう、夢にも出てきそうな、そんなファンタジー世界。
ここが現実であることを忘れさせてしまいそうな、夢物語みたいな異空間。
一瞬で頭がトンじまうくらい、衝撃的な草だんごサプライズ。
この驚いたじゃ済まされない、お花畑を連想させる華やかでイカレたネバーランド。
だめだ。そっちに行ってはいけない。行ったら二度と戻ってこれないぜネバーランド。
そんなこんなが脳裏を侵食し、もうちょっとで頭の中がカビルンルンになってしまう直前。
違う。これはもう『食べ物』ではない。食べ物『だった』ものだと現実回帰。
危ない危ない。脳内フリーズどころかハッキングされる寸前だった。なんというカビパワー。
自分が招いた現実に恐れおののくと同時に、こんな姿にしてしまっただんご大家族に罪悪感が。
ごめんなさい。ほんとスミマセンでした。今度からは食べ物を粗末にしません。
そんなことを草だんごフルハウスに誓う友井なのでした。
その後、草だんご大家族がどうなったのかを知る者はいない。きっと星になったんだと思う。
友井がこの日学んだ教訓は唯一つ。
だんご大家族はみんなの宝物。そのまま放置しちゃダメ、ゼッタイ!!
天へと召した草だんごを弔いつつ、カビルンルンの脅威を目の当たりにしつつ。
友井架月でした☆←星になった草だんご
やればできる子なんです。
どーも、友井架月です。
最近割りと更新多めだったんで(ほぼ日記でしたが)、三日あくと友井死亡説でも流れるんじゃないかと心底不安になったため、意味もなく日記を書いてみました。あれ、日記の本来の意味とはかけ離れた使い方をしてるな。ま、いいか。それでは、日記スタート。
あれですよ、あれ。
このごろ腐り物が多いよ。食べ物的に。
あれだね。食べ物が腐らないように注意する夏が過ぎたからって、警戒を解いちゃならんという話ですよ。いや、食べ物がおいしい秋だからこそ、腐敗には気をつけなくちゃいけないんです、きっと。
この前もね、その日中に食べてください的な草だんごを祖母からもらったんですがね、量が結構多かったんですよ。
草だんごは好きなんですが、一口二口食べたら飽きてきちゃって……
ほんとだんご大家族ごめん。マジで大家族だったんですが、家族全員を友井の胃の中には納められませんでした。ほんと渚ごめんよぉ。
そんなわけで、申し訳ない気持ちいっぱいでふたを閉めたまま放置していたわけです。
あくる日の学校帰宅後、思い出したように封印をといてみたわけですが……
わーお、トンネルの向こうは雪国でしたーー!
もうひっちゃかめっちゃか? 違うな、てんやわんや? 阿鼻叫喚? まあ何でもいいや。
とにかく、目を覆いたくなる、それでいて薄目で見たくなるような光景でした。
草だんごの表面にうっすらと雪がかぶっていて。
いや、詩的過ぎるな。ほこりがかぶっているで十分だよ。
ま、ほこりの正体はいうまでもなくカビでして。
さらには赤や黄色や茶色っぽかったりマーブル色っぽかったりかなりカラフルでした。
それはもう、夢にも出てきそうな、そんなファンタジー世界。
ここが現実であることを忘れさせてしまいそうな、夢物語みたいな異空間。
一瞬で頭がトンじまうくらい、衝撃的な草だんごサプライズ。
この驚いたじゃ済まされない、お花畑を連想させる華やかでイカレたネバーランド。
だめだ。そっちに行ってはいけない。行ったら二度と戻ってこれないぜネバーランド。
そんなこんなが脳裏を侵食し、もうちょっとで頭の中がカビルンルンになってしまう直前。
違う。これはもう『食べ物』ではない。食べ物『だった』ものだと現実回帰。
危ない危ない。脳内フリーズどころかハッキングされる寸前だった。なんというカビパワー。
自分が招いた現実に恐れおののくと同時に、こんな姿にしてしまっただんご大家族に罪悪感が。
ごめんなさい。ほんとスミマセンでした。今度からは食べ物を粗末にしません。
そんなことを草だんごフルハウスに誓う友井なのでした。
その後、草だんご大家族がどうなったのかを知る者はいない。きっと星になったんだと思う。
友井がこの日学んだ教訓は唯一つ。
だんご大家族はみんなの宝物。そのまま放置しちゃダメ、ゼッタイ!!
天へと召した草だんごを弔いつつ、カビルンルンの脅威を目の当たりにしつつ。
友井架月でした☆←星になった草だんご