天罰少女来世ちゃん(16)
姉妹日記――もしも生まれ変われるとしても、絶対小説の道に生きると思う
いよいよ弟の目からビームが出そうです。
人間を超越する日も近いかも。
その時はおそらく、友井の命日。
どーも、友井架月。
ある日の、他愛もない家族の談笑風景。
親父殿が突然、『娘がほしかったなー。女の子を産めばよかったなー』と遠い目で言った。
悪かったね、ヤロウ二人で。ほんと兄弟で悪かったね。あと、あなたは子供を産めません。
そして弟に『お前もお姉ちゃんがほしかったよなー』と同意を求める親父殿。
弟もまんざらでもない様子。
おい。こんな弟思いの兄貴は日本広しと言えどそうはいないぞ。何が不満だ。言ってみろ。
それはともかく、マジで姉希望らしい弟に、感情をこめず一言。
「俺が女だったら100%SM嬢になってるぞ」
かなり危険なけん制パンチ。俺、ほんと男でよかったと心から思った。
危ない空気が流れる中、親父殿がこりずに『お前は妹ほしくないのかー』と友井に振ってくる。
友井は迷わず一言。
「いらん!!」
弟が弟でほんと良かった。
実際に妹がいると妹萌えしにくいっていうしな。いないほうが夢のままにしてられるし。
友井には小説という夢のような媒体があるので、そこで発散すればいいのです。
まだ不満げな親父殿に、友井が創作者として一言。
「そんなに娘がほしいなら、自分の漫画で書けばいいじゃん。いいぞーフィクションは。あんなこともこんなこともしほうだい! させほうだい!! やりたいほうだい!!!」
それこそが真理。友井は小説でたくさんの妹を書きます。あんな妹こんな妹よりどりみどり。
まあ、そんなこんながあって、話はなぜか前世来世へ。
果たして来世はあるのかないのか。そして前世は? 生まれ変われるのか?
友井の見解としては、たとえ来世があったとしても、前世の記憶がないのなら確かめることはできない。かつての記憶がないのなら、生まれ変わったとしても別人も同然。
それに反応して、弟はこう言いました。
「生まれ変わるっていっても、未来か過去かは分からないよね」
なるほど。かなり核をついた言葉でした。弟はたまに名言を放つんだから。
生まれ変わるとは、必ずしも未来の事象ではない。
輪廻転生という言葉があります。
生死とは繰り返されるものですし、その中で、過去に生まれ変わるということも無きにしも非ずかもしれません。その過程で前世の記憶を獲得しているとしたら、未来を変えることができるかもしれません。中々興味深い理論です。
小説のネタになりそう。これはかなり面白いから、勝手に使っちゃいけないぞ♪
今日はちょっと哲学が入りました。
たまにはマジメなことを書くんです。小説でもばりばり書いてますけど。
妹の素晴らしさについて延々と語りつつ、それが所詮幻想であることをしみじみと思いつつ。
友井架月でした☆
ちょっとした報告ですけど、少年エース12月号の読者ページに友井のが載りました。
『報告のススメ』というコーナーです。一文だけですが、載りました。
ペンネームは『ツキト』です。ええ、自分の小説の主人公ですとも。
いよいよ弟の目からビームが出そうです。
人間を超越する日も近いかも。
その時はおそらく、友井の命日。
どーも、友井架月。
ある日の、他愛もない家族の談笑風景。
親父殿が突然、『娘がほしかったなー。女の子を産めばよかったなー』と遠い目で言った。
悪かったね、ヤロウ二人で。ほんと兄弟で悪かったね。あと、あなたは子供を産めません。
そして弟に『お前もお姉ちゃんがほしかったよなー』と同意を求める親父殿。
弟もまんざらでもない様子。
おい。こんな弟思いの兄貴は日本広しと言えどそうはいないぞ。何が不満だ。言ってみろ。
それはともかく、マジで姉希望らしい弟に、感情をこめず一言。
「俺が女だったら100%SM嬢になってるぞ」
かなり危険なけん制パンチ。俺、ほんと男でよかったと心から思った。
危ない空気が流れる中、親父殿がこりずに『お前は妹ほしくないのかー』と友井に振ってくる。
友井は迷わず一言。
「いらん!!」
弟が弟でほんと良かった。
実際に妹がいると妹萌えしにくいっていうしな。いないほうが夢のままにしてられるし。
友井には小説という夢のような媒体があるので、そこで発散すればいいのです。
まだ不満げな親父殿に、友井が創作者として一言。
「そんなに娘がほしいなら、自分の漫画で書けばいいじゃん。いいぞーフィクションは。あんなこともこんなこともしほうだい! させほうだい!! やりたいほうだい!!!」
それこそが真理。友井は小説でたくさんの妹を書きます。あんな妹こんな妹よりどりみどり。
まあ、そんなこんながあって、話はなぜか前世来世へ。
果たして来世はあるのかないのか。そして前世は? 生まれ変われるのか?
友井の見解としては、たとえ来世があったとしても、前世の記憶がないのなら確かめることはできない。かつての記憶がないのなら、生まれ変わったとしても別人も同然。
それに反応して、弟はこう言いました。
「生まれ変わるっていっても、未来か過去かは分からないよね」
なるほど。かなり核をついた言葉でした。弟はたまに名言を放つんだから。
生まれ変わるとは、必ずしも未来の事象ではない。
輪廻転生という言葉があります。
生死とは繰り返されるものですし、その中で、過去に生まれ変わるということも無きにしも非ずかもしれません。その過程で前世の記憶を獲得しているとしたら、未来を変えることができるかもしれません。中々興味深い理論です。
小説のネタになりそう。これはかなり面白いから、勝手に使っちゃいけないぞ♪
今日はちょっと哲学が入りました。
たまにはマジメなことを書くんです。小説でもばりばり書いてますけど。
妹の素晴らしさについて延々と語りつつ、それが所詮幻想であることをしみじみと思いつつ。
友井架月でした☆
ちょっとした報告ですけど、少年エース12月号の読者ページに友井のが載りました。
『報告のススメ』というコーナーです。一文だけですが、載りました。
ペンネームは『ツキト』です。ええ、自分の小説の主人公ですとも。